【想いはせれば】第26回 微傷災害が隠れていないか
2016.01.15
【安全スタッフ】
大手機械メーカーの労働組合の安全衛生担当役員のAさんと話す機会がありました。30歳代後半の彼は大学卒業後、工場の技術部門で研究・開発の仕事に就いていましたが、熱心に職場の組合活動をやっていたため、数年前に組合員約2000人の労働組合の執行委員に選ばれ、工場の安全衛生委員会の労働者側委員を務めていました。
私が、工場の労働災害状況を聞くと、彼は「製鉄部品のハツリ作業で眼に鉄片が刺さって12級の視力障害になった重傷災害が1件、休業1日以上の災害は7件、うち4日以上は5件、不休災害は12件で、全体として昨年より約15%減少しましたが、残念ながら…
執筆:セフティレビュー 代表 末松 清志
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平成28年1月15日第2250号 掲載