【想いはせれば】第38回 ある青年のヤケド跡
2016.07.15
【安全スタッフ】
工場の風呂の洗い場で、ふと、隣で体を洗っている現場の青年の二の腕を見ると、広い範囲のヤケドの跡と思われる傷痕がありました。「どうしたの?」と聞くと「蒸気パイプに触れてヤケドをした跡ですよ」との返事でした。
現場からは私の部署に彼の災害報告はありませんでした。職場の高圧蒸気パイプの裸のフランジ部分に、半袖から出ていた腕が触れてヤケドをして、すぐ現場の救急箱の「チンク油」を塗って処置をして、救急箱のガーゼを当てて包帯をしたけど、いつまでもジクジクとして治らないで苦労したといいます。…
執筆:セフティレビュー 代表 末松 清志
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平成28年7月15日第2262号 掲載