【本当に役立つ!こころの耳】第37回 事例紹介33 有機溶剤ばく露で生じた精神障害
2016.11.01
【安全スタッフ】
今回、「事例紹介」より紹介するのは「製造業における有機溶剤ばく露により生じた精神障害の事例(事例2-1)」です。
有機溶剤業務に常時従事する労働者に対しては、雇い入れの際、または当該業務への配置替えの際、およびその後6カ月以内ごとに定期的に「有機溶剤等健康診断」を実施することと、法令で示されています。必須項目の検査のうえ、医師が必要と認める場合は、作業条件の検査や肝機能検査、腎機能検査、そして神経学内科学的検査などが行われます。
長時間の吸入で神経に影響
電子部品の基盤製造を行っている36歳男性の事例です。お盆過ぎころから食欲がなくなり、疲れやすく、注意力・集中力の低下を覚えました。ただ、夏バテのような症状は何回か経験していたので、特に気にすることもなく過ごしていました。しかし、症状は改善せず、…
執筆:(一社)日本産業カウンセラー協会 こころの耳ポータルサイト運営事務局 事務局長
石見 忠士
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年11月1日第2269号 掲載