【産業カウンセリングの現場から】第120回 しゃべりたくなるツボを刺激
2016.06.15
【安全スタッフ】
なぜ長時間労働で元気?
日々の産業医業務のなかで最も時間を割いているのは面談業務になります。「面談」と一口に言っても、休職満了解雇のかかったシビアな復職面談から、隣の席の人の貧乏ゆすりが気になって業務に支障をきたしている、と言ったお悩み相談に近いものまで千差万別です。ある一定時間以上の時間外労働をした従業員を対象に行う過重労働面談も、産業医の職務に含まれます。しかし正直な話、私が産業医を始めて1年目のころ、新米産業医の自分にとって過重労働面談は非常に悩ましい業務の一つでした。
復職面談や健康相談などは、従業員本人が希望して面談に来ることが多く、目的が明確です。一方で、…
執筆:富士通株式会社 産業医 日野 亜弥子
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年6月15日第2260号 掲載