【社労士が教える労災認定の境界線】第220回 倉庫で作業中に急性大動脈解離で死亡
2016.06.01
【安全スタッフ】
災害のあらまし
倉庫作業に従事していたA社の労働者B(当時37歳)は、倉庫内で稼働中に急性大動脈解離(大動脈の中膜に血流が入り込み、層構造が解離してしまう疾患)を発症して心タンポナーゼ(心臓と心臓を覆う膜の間に液体が大量に貯留することによって心臓の拍動が阻害された状態で、容易に心不全に移行して死に至る)により死亡した。
Bの遺族が、過重な業務が原因であるとして労働者災害補償保険法による療養補償給付、遺族補償給付などの支給を求めた。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会 社会保険労務士永井事務所 所長 永井 康幸
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平成28年6月1日第2259号 掲載