【社労士が教える労災認定の境界線】第227回 集中豪雨で木材監視中に車を救助して大ケガ
2016.09.15
【安全スタッフ】
災害のあらまし
林業を営むA社に勤務中の従業員Bは、A社が保有する山林の管理責任者であった。Bは被災当日、集中豪雨により保管している木材が流されてしまわないよう、社長より監視を指示され業務を遂行していた。その作業中、山林の道路を走行中だった別会社の車が土砂により立ち往生していた状況を発見、豪雨の状況から危険性が高いと判断し、立ち往生している車からの脱出と、乗車しているCの救助に向かった。Cを救助し安全な場所に誘導していたところ、土砂崩れに遭い数メートル先の崖に落下し大ケガを負った。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会 社会保険労務士表参道HRオフィス 所長
山本 純次
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平成28年9月15日第2266号 掲載