【超高齢社会の働き方・働かせ方】第1回 高齢者雇用を巡る環境 年68万人減が続く 生産年齢人口 30年には0.5人扶養/糸賀 大

2018.01.15 【労働新聞】
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 世界的にみても類のない規模とスピードで進む高齢化のなか、すでに60歳でリタイアする時代ではなくなった。今後も止まらない生産年齢人口の減少に向け、シニア活用のあり方も見直しを迫られている。退職金・年金にも詳しい2人のコンサルタントに、単なる”働かせ方”にとどまらない”働き方”も視野に入れた対策を探ってもらう。

減少幅は大田区民並み

 高齢者の活用対策について、これから連続して稿を進めていくが、まずは高齢者雇用を巡る環境に関し、共通の理解を得ておきたい。

(1)わが国における人口構成の変化

 図表1は、年齢3区分別の人口割合の推移を示している。年齢3区分とは、全人口を年少人口(0歳~14歳)、生産年齢人口(15歳~64歳)、老年人口(65歳以上)の3つに分けることをいう。…

筆者:合資会社 社長支援室 代表 糸賀 大

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平成30年1月15日第3144号13面 掲載
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