【社労士が教える労災認定の境界線】第240回 労災で入院休業中に手術後の血栓で死亡
2017.04.01
【安全スタッフ】
災害のあらまし
建設工事会社の社員が、現場から資材を置場へ返却するため、1人で工事用資材を車両の上に固定しようとしていたとき、車両から転落して足を骨折した。このケガに関しては、労災事故として給付を受けた。被災者は入院後、頭を打っていなかったこともあり順調に回復し、見舞客とも談笑していたとのことだった。その後、足の骨折の手術をしたほうが早く治るとの医師の勧めで手術を行ったが、数日後に容態が急変、血栓による肺血栓塞栓症で亡くなった。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会 林社会保険労務士事務所 所長 林 弘嗣
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平成29年4月1日第2279号 掲載