【事故防止 人の問題を考える】第9回 人の注意力には限界がある。「○○に注意」に物申す!(前編)
2017.02.01
【安全スタッフ】
警察交通課長の話
毎年、交通事故により多くの方が亡くなられています。平成28年の交通事故による死亡者数は3904人でした。10年前の平成18年の死亡者数6415人と比べ40%近くも減少していますが、平成27年、全産業の労働災害による死亡者数972人と比べると、実に4倍にも及んでいます。
交通事故総合分析センターによると、交通事故の原因はほとんどが運転手に起因するものです。その上位には、①同乗者とのおしゃべり、居眠り、単にボーッとしていたなどの漫然運転、②脇見運転、③運転操作ミス、④よく見ていないなどの安全確認不足が挙げられ、これらで半分以上を占めています。…
執筆:労働安全衛生総合研究所 リスク管理研究センター センター長 高木 元也
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成29年2月1日第2275号 掲載