【建設業の労働災害事例】第237回 カニクレーンで荷をつり上げ、過負荷となって転倒
2017.02.15
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.ビル新築工事で、事故時一次下請けの作業員2名が、地下部で使用しなくなった鋼製布板、ブレース、ブラケット材(総重量200.6kg)を一束にしてカニクレーン(最大定格総荷重2.82tの小型移動式クレーン)で作業構台上(1階床レベル)につり上げる作業中に発生したものである。
2.作業は、職長と被災者が地下でつり荷の玉掛け作業を行い、その後職長が地上の作業構台に上がりカニクレーンの操作を担当し、被災者が地下部で、玉掛けワイヤを押さえる等の補助業務を担当した。職長はブームを機体の後方つりで5mつり上げた時、カニクレーンが後方に転倒し、つり荷が飛散し、その一部が被災者に当たり被災したものである。…
建災防北海道支部編「建設業の死亡労働災害事例集」より
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平成29年2月15日第2276号 掲載