【建設業の労働災害事例】第219回 生原油貯蔵タンク内で足場組立て作業中、水銀中毒に
2015.07.15
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.工事は、水銀を微量含有する生原油を貯蔵していたタンク1基(容量5,000kℓ、高さ12.2m、内径22.3m)の清掃・錆除去(サンドブラスト)、足場組立て、塗装、非破壊検査を行うもので、請負形態は、元請~6次下請まであり、全部で27社60名である。
災害は、タンク内部に立入って内部足場の組立て、内部壁面サンドブラスト、塗装、廃砂回収等の作業を行っていた作業者が、8月上旬から9月上旬にかけて、水銀の中毒症状である発熱・湿疹の共通症状を呈したものである。
疾病者共通の症状は、発熱38度以上、皮膚炎(湿疹)で、発症はタンク内作業後、または、翌日以降であった。…
建災防北海道支部編「建設業の死亡労働災害事例集」より
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平成27年7月15日第2238号 掲載