【トップ&キーマンいんたびゅう】事業場規模に適した安全指導にウエート
2013.05.15
【安全スタッフ】
安全衛生の分野が得意と自負する社会保険労務士――中山貞男さんは業務のウエートを小規模事業場の災害防止促進に置き、中心となる”人づくり”にも精力を傾けている。その、現場適応を旨とした教育・指導方法について語っていただいた。
――中山さんには、本誌別冊付録としてご提供いただいた「安全配慮義務」など、安全衛生に関する実践・専門教育テキストが数多くあります。社労士業務としては異色とも映るのですが……。
中山 顧客会社の安全衛生を指導する場合、職場巡視のうえ安全衛生委員会に出て必要な措置とか改善点の説明をするわけですが、その際には分かりやすい資料を提供しながらでないと理解してもらえません。とくに30~40人規模の事業場では、専任のスタッフがいるわけじゃありませんから、大手企業向きと思えるような解説書では「うちに合わない」と言われるだけで、関心も示してくれないのです。
そこで、先方の実態にマッチして最小限必要な知識とか…
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平成25年5月15日第2186号 掲載