【トップ&キーマンいんたびゅう】負傷防止へ「正しい作業」を徹底教育
美味しい料理によってお客の心を楽しませる――これを経営基本理念としているロイヤルホスト㈱。より上質な調理をめざすなかで、事故(災害発生)の防止にも細心の注意を払っている。その取組みについて、業務推進本部スタッフの八田部長と五十嵐さんに語っていただいた。

左:ロイヤルホスト㈱ 業務推進本部 業務部 部長
八田 芳樹 さん
右:ロイヤルホスト㈱ 業務推進本部 業務部 業務G
五十嵐 和彦 さん
――今回のインタビューは、渋谷労働基準監督署(東京)の推薦をいただいてのものです。ご承知のように、今年度からスタートした国の第12次災害防止計画では、第3次産業・外食産業の安全対策推進が重要課題のひとつになっています。そのモデル事例の紹介をとお願いしたところ御社での取組みをぜひということになったわけです。早速ですが、安全衛生に関する管理体制、教育・指導の内容、日常的な活動などについてお話を伺えればと思います。
八田 当社には233の店舗があり、アルバイト、パートを含め約1万人が働いていて、どこかでケガ人が出てしまうというのが実情でした。それに対し労基署の課長さんから、広域分散型の企業における本部機能を使っての対策展開について指導を受け、従業員50人未満ながら東京本部に安全衛生委員会を設けることになったわけです。それが管理体制整備の第一歩でした。
月1回の委員会には現場の状況に詳しい営業部長、地区長、調理担当のスーパーバイザーにも出席してもらい、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら