【トップ&キーマンいんたびゅう】ワイヤーソーイング工法 防護養生さえすれば災害は防げます
2014.02.15
【安全スタッフ】
ワイヤーソーイング工法(ダイヤモンドを含んだワイヤーソーと呼ばれるロープのような切削工具によってコンクリートなどを切断する工法)の「安全作業指針」が関係業者団体によって作成された。その取りまとめ役として執筆にも携わった渡辺清二さんに同工法の特徴、指針作成の経緯と意義などについて語っていただいた。
――解体・改修工事現場だけでなく、採石場、石材加工工場、精密部品の生産工場でも使われているというワイヤーソーですが、一般的にはあまり知られていないのが実情かと思います。このほど建設現場を対象として作成された安全作業指針には同工法の特徴、予測される危険な事象、防護養生例などがまとめられていて分かりやすいのですが、そうした内容もさることながら、指針そのものが業界関係者によって作成された”自主基準”であるということも注目されています。指針作成に着手するに至った経緯というのは……?
渡辺 一昨年の8月、静岡の浜松医科大学耐震補強工事現場でワイヤーソーによるコンクリート切断時に死亡災害が発生しました。…
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平成26年2月15日第2204号 掲載