【送検事例】溶解炉に防護壁を設けず

2014.01.15 【安全スタッフ】
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 大阪・堺労働基準監督署は、高熱物の飛散、流出による火傷などの危険を防止するために適当な措置を講じていなかったとして、非鉄金属製造業の会社と同社製造本部長を安衛法違反の疑いで大阪地検に書類送検した。工場内で労働者に銅などを溶解炉に投入する作業を行わせるにあたり、防護壁を設けるなどの対策を怠っていた。同作業で溶湯が突然飛散し、全身火傷で2人が死亡している。(H25・12・3)

事件の概要

 非鉄金属製造会社の工場で昨年4月9日、労働者が銅、亜鉛、真鍮くずを溶解炉に投入し、溶解させる作業を行っていたところ、溶湯が突然飛び散り全身火傷となり、労働者2人が死亡、救助を行った2人が負傷した。

 同社製造本部長は、同作業を行わせるに当たり、多量の高熱物を扱う作業場所にもかかわらず、高熱物の飛散、流出などによる火傷などの危険を防止するため、防護壁を設けるなどの適当な措置を講じていなかった。…

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平成26年1月15日第2202号 掲載
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