【送検事例】虚偽の労働者死傷病報告を提出

2013.01.15 【安全スタッフ】
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 埼玉・所沢労働基準監督署は、労災かくしをしたとして建設会社と同社現場代理人を安衛法違反の疑いで、さいたま地検川越支部に書類送検した。労働者が製造工場内の設備工事現場でテーブルリフトの撤去作業中、右足4指を切断する労働災害が発生したが、現場代理人は別の現場に向かう途中に起きた事故とする虚偽の労働者死傷病報告を川越労基署に提出したもの。(H24・12・10)

事件の概要

 埼玉県三芳町にある製造工場内で平成22年3月30日、労働者がテーブルリフトの撤去作業を行っていたところ、下降してきたテーブルリフトに挟まれて右足4指を切断する労働災害が発生した。元請けに知られると仕事がもらえなくなると思った現場代理人は、同22年4月20日に虚偽の労働者死傷病報告を提出。自社の別の現場に向かう途中で起きた事故として、川越労基署に届け出た。…

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平成25年1月15日第2178号 掲載
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