【送検事例】無資格者に玉掛けさせる
2013.06.15
【安全スタッフ】
茨城・日立労働基準監督署は、資格を持たない者に玉掛けをさせたとして機械加工会社と工場長を安衛法違反の疑いで水戸地検に書類送検した。労働者が金属製品をつり上げ荷重2.8tの天井クレーンでつり上げ、下面のやすり作業を行っていたところ、取り付けられていた玉掛け用具が外れた。このため、製品が落下し作業を行っていた労働者が直撃を受けて死亡した。(H25・5・20)
事件の概要
事故は、一般製缶、機械加工工場で発生。労働者がアルミ溶接機用の部品の金属製品(790kg)をつり上げ荷重2.8tの天井クレーンで140cmほどつり上げて、下面のやすり作業を行っていた。製品の2カ所に玉掛け用具(アイボルト)を取り付けてつり上げていたが、一方のねじ込みが浅かったため…
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平成25年6月15日第2188号 掲載