【送検事例】機械を停止せず掃除させる
2013.07.01
【安全スタッフ】
奈良労働基準監督署は、機械を掃除する際に運転を停止させなかったとして、金属製品製造会社と同社元工場長を安衛法違反の疑いで奈良地検に書類送検した。労働者がステンレスシートを平らに引き延ばす加工機械のローラー部分の掃除を行っていたが、運転を停止しなければならないのに止めずに行っていた。そのため、労働者は右腕、次いで右肩を巻き込まれ、首の骨を折り死亡した。(H25・5・23)
事件の概要
事故は、ステンレスシートを製造する工場で発生。労働者は、ステンレスシートを平らに引き延ばす加工機械のローラー部分を掃除していた。機械の掃除の際は運転を停止させなければならないが、労働者は止めずに行った。…
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平成25年7月1日第2189号 掲載