【送検事例】受注の影響恐れ労災かくし
2013.09.01
【安全スタッフ】
神奈川・藤沢労働基準監督署は、労災かくしをしたとして土木工事業者と代表取締役社長を安衛法違反の疑いで、横浜地検に書類送検した。道路掘削工事中、民家のブロック塀が倒れ労働者の背中に当たり、半年間休業することになったが、代表は労働者死傷病報告を提出しなかったもの。社長は「発注者に知られると、今後の受注に影響がある」として報告しなかったという。(H25・7・19)
事件の概要
事故は、茅ヶ崎市内の道路掘削工事中に発生。労働者が下水道を作るため道路の路肩を掘削し、土留壁を設置しようとしていたところ突然、民家のブロック塀が倒れてきた。背中などに当たり骨盤などを損傷、労働者は半年以上休業することになったが、公共工事であることから「今後の受注に影響が出る…
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平成25年9月1日第2193号 掲載