【送検事例】通路の幅が80cmに満たず
2013.10.15
【安全スタッフ】
茨城・土浦労働基準監督署は、通路の幅が80cmに満たなかったとして金属製品製造会社と当時の事業部長を安衛法違反容疑で水戸地検土浦支部に書類送検した。労働者が工場内を通行中、動いてきた加工機械の制御盤と通路端にあった消火器木箱の間に体を挟まれ死亡したもの。安衛則では通路は幅80cm以上と定めているが、加工機械と消火器木箱の幅はこれに達していなかった。(H25・9・4)
事件の概要
事故が起きたのは、鋼板の切断や加工を行っている金属製品製造会社の工場。工場内で通路としていた鋼板加工機械の隣を労働者が通行中、レールを走ってきた加工機械の制御盤と通路端に設置されていた消火器木箱の間に挟まれ死亡する労働災害が発生した。
安衛則では、機械間や他の設備との間に設ける通路については、幅を80cm以上とするように定めている。…
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平成25年10月15日第2196号 掲載