【送検事例】安全な通路の設置を怠る
2013.11.15
【安全スタッフ】
川崎南労働基準監督署は、鉄鋼メーカーの工場内構内で派遣労働者が重機にひかれ、死亡した労動災害について、構内下請業者と同社取締役総括事業部長を安衛法違反の疑いで、横浜地検川崎支部に書類送検した。安衛法では作業場内には、労働者が通行するための安全な通路を設けなければならいとしているが、事業場内の安全管理を統括していた事業部長は、これを怠っていた。(H25・9・19)
事件の概要
鉄鋼メーカーの工場構内を通行していた派遣労働者がステンレスの屑を運搬していたトラクターショベルにひかれ、死亡する労働災害が発生した。
川崎南労基署の調べによると、事故現場は人と車の通行場所が区分されていない広い道路だったという。また、「夜間であったため暗く、人がいることが分からなかったようだ」としている。…
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平成25年11月15日第2198号 掲載