【送検事例】スクリュー接触防ぐ覆い設けず
2013.12.15
【安全スタッフ】
千葉・柏労働基準監督署は、巻き込まれ災害を発生させたゴム製品製造会社と同社製造部長を安衛法違反容疑で千葉地検松戸支部に書類送検した。労働者が加工中の半製品を押し出し機に挿入する作業を行っていたところ、回転中のスクリューに巻き込まれ、右上腕部を切断したもの。製造部長は、労働者の身体が巻き込まれる恐れがあったにもかかわらず覆いなどを設けていなかった。(H25・11・5)
事件の概要
ゴム製品製造会社の工場で、労働者が加工中の半製品を押し出し機に挿入する作業を行っていた。押し出し機のスクリューで半製品を練り次の工程に進むが、材料がつまった。労働者は押し出し機の開口部に手を入れて処置をしようとしたところ、そのままスクリューに右上腕を巻き込まれて切断した。
柏労基署の捜査によると開口部はここ数年、開いたままだったという。…
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平成25年12月15日第2200号 掲載