【送検事例】荷積み作業で作業指揮者定めず
2014.03.15
【安全スタッフ】
東京・亀戸労働基準監督署はトラックに荷を積み込む作業を行うときに作業指揮者を定めていなかったとして、厨房設備据付業の会社と同社代表取締役を安衛法違反容疑で、東京地検に書類送検した。労働者が店舗から撤去した重量約390kgの厨房設備をトラックに積み込む作業を行っていたところ、荷台から厨房設備が落下。下敷きになった労働者が死亡する労働災害が起きた。(H26・2・17)
事件の概要
事故は、東京・江東区の閉店となった店舗の原状回復工事で発生。店舗から撤去した重量約390kgの厨房設備をトラックの荷台に積み込もうとしたところ、後部で押していた労働者が何らかの理由で手を離し、しゃがみこんだ。トラックは荷の重みで後部に傾いている状態になっており、荷の後部に荷重がかかりやすくなっていた。このため、前方で荷を引っ張っていた労働者が…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成26年3月15日第2206号 掲載