【送検事例】静電気除去の措置を講じず
2014.05.01
【安全スタッフ】
茨城・鹿嶋労働基準監督署は火災で3人が死傷した労働災害について、化学工場と同工場の課長を安衛法違反容疑で水戸地検土浦支部に書類送検した。労働者3人が工場内の倉庫で、振動ふるい機による製品のふるい分け作業を行っていたところ、同機械付近が火元となり火災が発生した。捜査の結果、可燃性の粉のふるい分けを行っていたものの、静電気除去の措置を講じていなかった。(H26・3・11)
事件の概要
茨城県鹿嶋市にある化学工場の倉庫で、労働者3人が振動ふるい機による製品(4,4‘―オキシビスベンゾイックアシッドジベンゾトリアゾール―1―イルエステル)のふるい分け作業を行っていたところ、同機械付近が火元となり、倉庫が全焼する火災が発生した。この事故で、ふるい分け後の製品を梱包していた2人が死亡し、近くで作業していた1人が火傷を負った。…
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平成26年5月1日第2209号 掲載