【送検事例】除染業者が労災かくし
2014.07.15
【安全スタッフ】
福島・富岡労働基準監督署は、労災かくしをしたとして除染業K社と支店長らを安衛法違反容疑で福島地検いわき支部に書類送検した。労働者が住宅除染に伴う樹枝切落作業中に、はしごから約5m下の地面に墜落し重傷を負い約2カ月間休業したが、除染業者の支店長、副支店長は共謀のうえ労働者死傷病報告を災害発生から約3カ月間経過するまでの間、富岡労基署長に提出しなかった。(H26・5・13)
事件の概要
福島県双葉郡の除染工事現場で平成25年9月17日、一次下請業者の労働者が住宅除染に伴う樹枝切落作業に従事していたところ、はしごから約5m下の地面に墜落、骨盤および左肋骨を骨折する労働災害が発生した。
労働者は療養のため約2カ月間休業したが、除染業者の福島支店長、副支店長は…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成26年7月15日第2214号 掲載