【送検事例】立入禁止区域を設定せず
2014.10.01
【安全スタッフ】
福島・富岡労働基準監督署は、福島第一原子力発電所で作業していたクレーン業S社らを落下物の危険があるのに立入禁止措置などを講じなかったとして安衛法違反容疑で福島地検に書類送検した。大型移動式クレーンの解体作業で、その上方に約10mの高さまでつり上げていた滑車台座上のワイヤロープを地上で巻き取ろうとしていたが、突然ワイヤロープが落下。作業員に直撃した。(H26・8・11)
事件の概要
事故は、福島第一原子力発電所構内(以下、福島第一原発)で発生した。福島第一原発で発生した労働災害で、初の書類送検となる。
作業員13人が大型移動式クレーンの解体作業を行っていた。その上方に約10mの高さまでつり上げられていた滑車台上のワイヤロープを地上で巻き取ろうとしていたところ、ワイヤロープの束(重さ約345kg)が落下。…
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平成26年10月1日第2219号 掲載