【送検事例】引火物の危険防止を怠る
2015.03.01
【安全スタッフ】
千葉・柏労働基準監督署は、爆発火災を起こしたリサイクル業の会社と同社千葉支店長を安衛法違反容疑で千葉地検松戸支部に書類送検した。蒸留施設でガソリンと軽油の混合廃油を加熱したため気化、施設内に充満し何らかの原因で着火したもの。被疑者は引火物の危険を防止するため、必要な措置を講じなかった。この災害で2人が死亡、9人が負傷し、近隣他社労働者も14人負傷した。(H27・1・9)
事件の概要
産業廃棄物の収集運搬、再生重油の製造販売を営む会社で平成25年11月15日、同社が回収したガソリンと軽油の混合廃油を蒸留施設で加熱したところ気化し、施設内に充満、これに何らかの原因で着火し爆発火災災害が発生した。その結果、同社の労働者2人が死亡、9人が負傷したほか、近隣他社労働者が14人も負傷する重大災害となった。…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成27年3月1日第2229号 掲載