【送検事例】屋根上作業で墜落防止措置怠る

2015.04.01 【安全スタッフ】
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 埼玉・川口労働基準監督署は、墜落防止措置を怠ったとして塗装工事会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、さいたま地検に書類送検した。鉄筋3階建てビルで労働者が地上から高さ約25mの屋根の洗浄作業を行っていたところ、15m下の中2階床面に墜落し死亡したもの。同社代表は、囲い、手すり、覆いなどの墜落防止措置を講じていなかった。(H27・3・2)

事件の概要

 事故は一昨年の12月24日、鉄筋3階建てビルで発生。労働者が1人で地上から高さ約25mの屋根で塗装前の洗浄作業を行っていたが、15m下の中2階床面に墜落し、頭を打って死亡した。

 川口労基署では、労働者は長さ133cmのノズルがある高圧洗浄機を使って、水圧で屋根の汚れを洗い流していたところ、次第に端のほうに近づいて落ちたとみている。…

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平成27年4月1日第2231号 掲載
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