【送検事例】プラント定修工事で労災かくし
2015.05.01
【安全スタッフ】
川崎南労働基準監督署は、労災かくしをしたとして機械器具設置工事業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、横浜地検に書類送検した。化学プラント定期修理工事を行っていた二次下請けの労働者に、仮置きしていた建築資材が倒れ、足に当たり左足を骨折。4日以上休業したのにもかかわらず、同社代表は労働者死傷病報告を提出しなかった。(H27・3・16)
事件の概要
機械器具設置工事業のF社は、化学プラント定期修理工事の二次下請けとして、同工事を施工していた。同社の労働者3~4人で昨年6月8日、工事現場でクーラーの散水管を支えるサポート(C型管)を交換する作業を行っていたところ、仮置きのため手すりに立て掛けていたC型管が倒れた。…
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平成27年5月1日第2233号 掲載