【送検事例】軟弱な地盤の路肩崩壊防止怠る
2015.05.15
【安全スタッフ】
横浜西労働基準監督署は、掘削抗に通じる斜面をドラグ・ショベルが走行中、転倒して運転していた職長が死亡した労働災害について、建設会社と死亡した職長を安衛法違反の疑いで横浜地検に書類送検した。斜面の地盤が軟弱であったため、路肩の崩壊防止、地盤の不同沈下防止のための措置を講じる義務があったが、被疑者はこれを怠っていた。(H27・3・6)
事件の概要
事故は、高速道路建設工事のインターチェンジ・ジャンクションの橋脚および橋台を建設する現場で発生。橋台を築造するために約12m四方の四角形で深さ約2.2mの掘削抗が設けられており、地上から底へ通じる斜面が造成されていた。ドラグ・ショベルが斜面を下っていたところ、車両ごと転倒。…
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平成27年5月15日第2234号 掲載