【送検事例】クレーンで労働者をつり上げ
2015.07.15
【安全スタッフ】
埼玉・川口労働基準監督署は、移動式クレーンで労働者をつり上げて作業させたとして建設会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、さいたま地検に書類送検した。橋の耐震補強工事で、つり足場の解体を行わせるに当たり、鉄製のかごに労働者2人を乗せ、移動式クレーンでつり上げて足場部材を運搬させていたもの。ワイヤロープが切れ、かごが川に落下し1人が死亡した。(H27・6・8)
事件の概要
事故は、橋の耐震補強工事現場でつり足場の解体作業を行っていたときに発生。バケットと呼ばれる鉄製のかごに労働者2人を乗せ、移動式クレーンでつり上げて、橋脚にある解体した部材を運搬する作業を行っていた。早く作業を終わらせたいために、どんどん部材を積み込んでしまったところ、バケットの重量が定格荷重を超えてしまった。…
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平成27年7月15日第2238号 掲載