【送検事例】動力プレスの特定自主検査怠る
2015.08.01
【安全スタッフ】
大阪・淀川労働基準監督署は、動力プレスの特定自主検査を実施していなかったとしてプレス加工製造会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで大阪地検に書類送検した。動力プレスの光線式安全装置が検査項目となっていたが、検査が実施されていなかった。安全距離が不足したまま作業を行った結果、安全装置が作動せず、労働者が金型に指を挟まれ、3指を切断する災害が発生した。(H27・6・19)
事件の概要
労働者が動力プレスを使用して、鋼材の絞り加工作業を行っていた。足踏み式スイッチを起動した直後、手をプレスの上下金型間に差し入れたところ、スライドが停止しなかった。労働者は金型に指を挟まれ、3指を切断する災害が発生した。…
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平成27年8月1日第2239号 掲載