【送検事例】フォークで荷をつり上げ
2016.01.15
【安全スタッフ】
愛知・豊橋労働基準監督署は、フォークリフトの用途外使用をさせたとして、S社と同社テクニカルリーダーを安衛法違反の疑いで名古屋地検豊橋支部に書類送検した。工場に部品を移す際、フォークリフトでつり上げられた荷のぶれ防止のため、下請労働者が手で押さえながら付いて歩いていた。突然、下請労働者が転倒してしまい、フォークリフトにひかれて死亡した。(H27・12・15)
事件の概要
事故は、S社が請け負った工場内機械移設工事現場で発生。工場から工場に部品を移す作業をしており、大半はトラックで移動させていた。
たまたま20~30kgの部品が残ってしまい、フォークリフトで移動することにした。通常、パレットに乗せて運搬するところ、袋状の布スリングに部品を入れてつり上げて運んだ。…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年1月15日第2250号 掲載