【送検事例】ピット周囲に手すり設けず
2016.04.01
【安全スタッフ】
三重・松阪労働基準監督署は、墜落防止措置を講じなかったとして産業廃棄物処理会社と同社取締役を安衛法違反容疑で津地検松阪支部に書類送検した。ピット内の汚泥を取り出す作業を行うに当たり、重機を誘導していたところ、ピット内部に墜落し死亡したもの。ピットの周囲は墜落の危険があったにもかかわらず、手すりや囲いなどが設けられていなかった。(H28・2・5)
事件の概要
事故は産業廃棄物処理施設で発生。労働者が工場敷地内に設置されている産業廃棄物のコンクリート製ピットから、汚泥を取り出すために重機を誘導していた。ピット内の状況確認を行っていたところ、労働者がピット内部に墜落。…
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平成28年4月1日第2255号 掲載