【送検事例】道路工事で熱中症対策怠る
2016.05.15
【安全スタッフ】
福島・いわき労働基準監督署は、発汗を伴う作業場であったにもかかわらず、塩、飲料水を備えていなかったとして土木工事業の会社と現場代理人を安衛法違反の疑いで福島地検いわき支部に書類送検した。労働者が道路の除草作業を行っていたところ体調不良を訴え休憩していたが、嘔吐や痙攣、身体硬直の症状が現れ、心肺停止状態に陥った。病院に搬送されたが、到着後に死亡した。(H28・3・4)
事件の概要
事故はいわき市の道路工事現場で発生。平成27年8月4日午後2時ごろ土木工事業の会社の労働者が除草作業を行っていたところ、体調不良を訴えた。休憩をしていたが、嘔吐、痙攣、身体硬直などの症状が現れ、心肺停止状態に陥った。労働者は病院に搬送されたものの、到着後の午後4時20分に死亡した。…
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平成28年5月15日第2258号 掲載