【送検事例】酸欠危険場所を表示せず
2016.08.01
【安全スタッフ】
宮崎労働基準監督署は、酸素欠乏危険場所に立入禁止の表示を怠ったとして、畜産業の会社と同社代表取締役らを安衛法違反容疑で宮崎地検に書類送検した。牧場の飼料工場で、大型タンクに隣接する場所で焼酎粕の抜き取り作業を行っていた労働者がタンク内に侵入し、低酸素血症により死亡する災害が起きた。タンク内は立入禁止と定められていたが、周囲に表示していなかった。(H28・6・22)
事件の概要
事故は、牧場内の飼料工場で発生。酸素欠乏危険場所である焼酎粕の入った大型タンク内に隣接する場所で、労働者が焼酎粕の抜き取り作業を行っていた。作業中、労働者はタンク内に侵入、低酸素血症のため死亡する労働災害が発生した。なぜ、タンク内に入ったのかは、分かっていない。…
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平成28年8月1日第2263号 掲載