【送検事例・図入り】木建現場で墜落防止措置怠る
2016.09.01
【安全スタッフ】
東京・八王子労働基準監督署は、墜落防止措置を怠っていたとして建設会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで東京地検立川支部に書類送検した。労働者が木造平屋建て新築工事現場で、高さ約4mの箇所で屋根の骨組み作業をしていたときに墜落し、死亡する労働災害が起きた。被疑者は、防網を張り、安全帯を使用させるなどの措置を講じていなかった。(H28・7・5)
事件の概要
事故は、木造平屋建て新築工事現場で屋根の骨組み作業を行っていたときに発生した。60歳代の男性労働者が、高さ約4mの母屋(もや)の上で、垂木(たるき)の取付け作業を行っていたところ墜落。脳挫傷により1週間後に死亡した。男性労働者は、経験年数約50年のベテランだった。…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年9月1日第2265号 掲載