【送検事例】コンベヤーの危険防止怠る
2016.11.01
【安全スタッフ】
奈良・大淀労動基準監督署は、ベルトコンベヤーの危険防止措置を怠ったとして、産業廃棄物処理会社と同社生産管理課長を安衛法違反容疑で、奈良地検に書類送検した。工場敷地内で、労働者にベルトコンベヤーの下の床に落ちている木くずを掃除する作業を行わせていたところ、接触し回転軸に巻き込まれて死亡したもの。同社は2011年にも別の工場で起きた災害で送検されている。(H28・10・4)
事件の概要
事故は産業廃棄物処理工場で、労働者がベルトコンベヤーの下の床に落ちていた木くずを掃除していたときに発生。コンベヤーに接触した労働者が、回転軸に巻き込まれ死亡した。
大淀労基署の捜査によると、労働者はグラウンド整備などで使う「トンボ」で木くずを集めていたという。…
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平成28年11月1日第2269号 掲載