【送検事例】クレーンの定期自主検査を怠る
2017.06.01
【安全スタッフ】
東大阪労働基準監督署は、クレーンの定期自主検査が未実施として、産業廃棄物収集運搬業の会社と同社代表取締役を安衛法違反容疑で大阪地検に書類送検した。労働者が天井クレーンを使い作業していたところ、バランスを崩したつり荷が当たり、死亡となる災害が起きた。同労基署の調べで、平成27年11月26日から同28年11月25日まで定期自主検査が行われていなかった。(H29・4・13)
事件の概要
事故は平成28年11月26日、産業廃棄物収集運搬業の事業場で発生。労働者がつり上げ荷重2tの床上操作式天井クレーンを使って、荷(約800kgの鉄のカゴに入った廃棄物)を移動させようとしたところ、つり具が外れバランスを崩した。荷は労働者の頭部に当たり、死亡となる労働災害が起きた。…
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平成29年6月1日第2283号 掲載