【イラストで学ぶリスクアセスメント】第47回 高架水槽点検での墜落防止
2013.03.01
【安全スタッフ】
東日本大震災の日、筆者は某電気通信会社の依頼により、関東の基地局で屋外保全作業の実技研修中、「震度5強」以上を体験しました。
コンクリート柱の上部で模擬作業をしていた作業者は、ハーネス型安全帯を使用し昇降時は安全ブロックを使用、下部のはしごは上部をしっかり固定していたので、墜落することもなく安全を確保しながら路面に無事戻ることができました。
あの時、隣接した新幹線の高架橋が大揺れし、架線のガイシ同士が接触した衝撃音はすさまじかったです。「新幹線が脱線?」と一瞬頭をよぎりましたが、JR東日本は予知波のP波で電源を遮断し、S波では全ての新幹線が止まったことを報道で知りほっとしました。
この経験で、今まで以上に「安全な設備と作業方法の備えが肝要!」と強く感じました。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中野 洋一
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平成25年3月1日第2181号 掲載