【イラストで学ぶリスクアセスメント】第48回 塩酸タンクからの墜落防止

2013.03.15 【安全スタッフ】
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 今回は塩酸を貯蔵する繊維強化プラスチック(FRP)製タンクをテーマにします。市販の濃塩酸は約37%の塩化水素を含んでいます。塩酸は工業的に用途が広く、関係者は取扱い上の危険性を深く認識してください。重篤な災害は少ないですが、塩酸貯蔵タンク清掃などの保全作業では時折、死亡などの致命的な災害が発生しています。

救出に向かった作業者も

 工場内の横にFRP製の高さ3.2m、直径2.5mの屋外塩酸タンク3基を設置し、周囲を防液堤で囲んでいます。3基のうち2基は約30年前に設置、予備タンクの1基は約15年前に設け、定期点検などの際は予備タンクに移して作業を行っています。

 FRP製タンクは紫外線にさらされているので、数年前から経年劣化の問題が話題になりましたが、定期的な点検は1年に1回程度と頻度が少なく、保守業務は外注業者が行うことから、何ら安全対策を講じることなく今日に至りました。…

執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中野 洋一

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平成25年3月15日第2182号 掲載
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