【イラストで学ぶリスクアセスメント】第51回 クレーンの激突され災害防止
2013.05.01
【安全スタッフ】
クレーンは、荷を動力を用いてつり上げ、これを水平に運搬することを目的とする機械装置で、型式別分類では天井クレーン、ジブクレーン、橋形クレーン、アンローダ、ケーブルクレーン、テルハ、スタッカークレーンの7区分です。
また、クレーンのうち、床上で運転し、かつ運転する者が横行・走行の両方向に荷の移動とともに移動する方式のものを床上操作式クレーンと呼び、走行のみの方式のものを床上運転式クレーンと区分しています。今回は、工場内外のレール上を走行する床上操作式クレーンによる激突されをテーマにします。
突起物につまずきよろめき
工場の内幅26mの中央に幅6mの通路があります。通路の右側に工作機械をまたぐようにレールがあり、最大つり上げ荷重5tの床上操作式クレーン(クレーン)がレール上を走行して、部材などを縦方向に頻繫に運搬しています。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中野 洋一
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平成25年5月1日第2185号 掲載