【イラストで学ぶリスクアセスメント】第54回 作業床内で踏台を使用し墜落
2013.06.15
【安全スタッフ】
屋内・設備工事向けの垂直昇降型クローラ式高所作業車を今回、テーマにします。
高所作業車は複数あるが、作業床はプラットホーム型が多く、最大地上高は4.0~11.5mまであります。29ページの高所作業車は最大地上高6.1mです。作業床の手すりの高さは、機種によって違います。
責任者が投げ出され宙吊りに
工場の天井にある高さ8mの配管の保全作業で、床面はコンクリートです。身長180cmの操作者Bは保全場所に高所作業車を設置し、作業者3人が作業床に乗り込み、作業床を最大の280cmに拡張、リフトして高さ6mで停止させた。
天井部は50ルクス程度の薄暗い状態で、3人は両端と中間部で離れて作業をしていたが、作業床はBの身長に合わせた高さだったので、身長160cmの高年齢者の作業責任者Aは休憩用に持ち込んでいた薄型踏台を背にして、踏さんに乗って作業を行っていた。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中野 洋一
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平成25年6月15日第2188号 掲載