【イラストで学ぶリスクアセスメント】第60回 最上階の踊り場での災害
2013.09.15
【安全スタッフ】
官公庁・民間を問わず、事務所棟などの階段室の最上階が大会議室の場合、出入口前の踊り場を休憩場所として有効利用している場合が多いようです。
今回は、複数の事業場でみられる吹き抜けのある最上階の広い踊り場の災害防止をテーマにします。
最上階(4F)の踊り場の横は吹き抜けで、吹き抜けの真上の天井に自然採光の天窓があります。南側の壁面には下枠高100cmの回転式窓と引違い窓があり、その前に高さ80cmの飾りだなを2列設置、窓なしの壁面には目線より上に掲示物を貼っています。
また、吹き抜け側の手すりの前には休憩用の連結いすを2列設置しています。大会議室は子どもを含む見学者の工場の概要説明の場所として、1年に10回程度、市民などに公開しています(イラストA)。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中野 洋一
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平成25年9月15日第2194号 掲載