【イラストで学ぶリスクアセスメント】第164回 クレーンの過積載による災害
2018.02.09
【安全スタッフ】
クレーンは「クレーンと移動式クレーン」に大別され、「移動式クレーンの型式による分類」では(a)ホイールクレーン、(b)トラッククレーン、(c)クローラクレーンがあり、トラッククレーンには、トラッククレーンと積載形トラッククレーンがあります。今回は積載形トラッククレーンをテーマにします〔ホイールクレーンとトラッククレーンの形状は、イラストAの下部に図示〕。
《積載形トラッククレーンとは》
一般に、当クレーンは汎用トラックの荷台のシャーシーフレームに補強を入れ、「運転席と荷台の間に小型の油圧式クレーン装置〔安全衛生用語辞典(中災防刊)を要約〕」を装備したもので、貨物積載用荷台を備え、通常は自身の荷台に荷物を積み込むために使用される〔荷物を運搬できるクレーン〕。つり上げ荷重は3t未満のものが多く、当クレーンの大多数のアウトリガーは2脚〔特注で4脚もある〕が多い。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長
中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成30年2月15日第2300号 掲載