【今週の注目資料】平成29年度大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)(厚生労働省・文部科学省)
2018.02.12
【労働新聞】
大卒内定率は過去最高に
厚生労働省と文部科学省は、平成29年12月1日時点における、30年3月大学等卒業予定者の就職内定状況を取りまとめた。
大学生の就職内定率は86.0%だった。前年同月と比較し、1.0ポイント高い。9年3月卒の調査開始以降、同時期での過去最高となった。また、23年3月卒の68.8%以降、毎年上昇を続けている。
国公立は86.9%、私立は85.7%である。対前年同月比は、国公立が増減なし、私立が1.3ポイント増となった。
男女別にみると、男性は85.2%で2.1ポイント上昇した。国公立は86.9%で1.2ポイント減、私立は84.7%で3.1ポイント増である。女性は87.0%で、前年同月比は0.2ポイント減。国公立、私立ともに87.0%で、それぞれ1.4ポイント増、0.7ポイント減だった。男性が全体、私立において前年より上昇したのに対し、女性は国公立において増加がみられ、対照的だった。
大学の地域別では、関東の88.2%が最も高い。以下、近畿87.5%、中部87.1%、北海道・東北84.6%、九州80.1%、中国・四国78.7%と続いた。対前年同月比は、中部の4.5ポイント増が一番大きい。
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平成30年2月12日第3148号4面 掲載