【空調衛生設備業の現場は、今】類似災害検索システムを構築 過去の事例教訓に安全対策/東洋熱工業
2013.07.15
【安全スタッフ】
東洋熱工業㈱(東京・中央区)は「類似災害検索システム」を構築し、災害防止に役立てている。同社で発生した過去の労働災害(不休災害含む)をデータベース化したもので、キーワードを入力すると災害事例の一覧や労働災害報告書が表示される。災害事例は作業手順書の作成、新入社員の教育資料、注意喚起のためのPR資料など幅広く活用されている。
イラスト入り報告書が表示
「災害を撲滅させるには、過去どんな災害が起きているのかを知るのが重要」と東洋熱工業東京本店工事管理第一部次長兼安全課長の中村明次長は、こう言い切る。同一の会社で発生する災害は、ある程度パターン化してくるもの。事前に過去の事例を分析し対策を考えていくことが、危険の予測や感受性向上につながるのは、いうまでもない。…
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平成25年7月15日第2190号 掲載