【イラストで学ぶリスクアセスメント】第86回 屋外照明の電球交換で災害
2014.11.01
【安全スタッフ】
今回は、2階建て事業所(築40年で、1Fは工場・2Fが事務所)の外階段の出入口付近の照明の球交換時における災害2事例をテーマにします。
《外階段の出入口付近の状態》
階段の傾斜角は40度、内幅は130cmで、片側に高さ85cmの手すりがあります。出入口の踊り場の高さは路面から4.6m、側面に高さ85cmのコンクリート壁と、背面に高さ85cmの中さん付き手すりを設置しています。庇下に60Wの蛍光管、建物側面の高さ6.5mに200Wの水銀灯があります。
急にドアが開き手すりを越え
■災害1■(イラストA)
新入社員Aは、上司Bから庇下の球切れ蛍光管の交換を命じられて、踊り場に高さ60cmの踏台を据えて交換しているとき、上司Bが急に内側扉を開けたので、バランスを崩して背後の高さ85cmの手すりを乗り越えて、5.5m下の床面に頭から墜落。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成26年11月1日第2221号 掲載