【イラストで学ぶリスクアセスメント】第95回 高所での半自動溶接時の災害
2015.03.15
【安全スタッフ】
製造業の屋内では手溶接の被覆アーク溶接に比べ、炭酸ガスアーク溶接(溶極式)は溶融速度が早く、高性能かつ効率的な溶接が可能なので、主流となっています。今回は、「屋内の高所で半自動アーク溶接(図1と解説)の重大ヒヤリ」(防止対策含む)をテーマにします。
フック掛け替えで墜落
《ポジショナー〔※1〕上での製缶作業〔※2〕の重大ヒヤリ》(イラストA・写真1)
製缶作業の状況:昇降式作業台(以後、作業台)は最大2.5mまで上昇でき、任意の高さで停止させることが可能。工作物は最大縦1.7m・横2.7m・高さ40cmで質量は最大5トン。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成27年3月15日第2230号 掲載