【イラストで学ぶリスクアセスメント】第99回 枝落とし中の第三者災害
2015.05.15
【安全スタッフ】
最近、公道に面した敷地端部などで、高い樹木の主枝と上部の枝落とし、枯れ枝の剪定を急速に行っています。これは高度成長の昭和30~40年代に、樹高が高さ10m以上になる高木を街路などに植えたため、成長した樹頂と枝の先端が高圧線に接触、車道の路盤や根囲いの構造物などで根系が横にも地中にも伸びず、樹木の成長が妨げられ、太い主枝も折れて落ちるようになっている、などの背景があります。
切断した主枝が歩行者に激突
〔周囲の状況など〕
当工場は昭和40年前半、高速道路IC建設に合わせて創設、その後近くに駅が開業したので、周辺は住宅地となった。これに伴い工場北西部に防風樹として植えていたケヤキ植樹帯は、国道のバイパス用地として提供していた。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成27年5月15日第2234号 掲載